灘中学校・高等学校

「精力善用」「自他共栄」

これが灘校の校是です。

「精力善用」とは、自身の力を最大限に使い、社会に向け善い方向に用いること。
「自他共栄」とは、自分の個性だけでなく他者の個性も活かし、共に幸せになるよう努めること。

各自が「精力善用」を実践し、みんなの力が合わされば幸福な世の中に繋がると、話すのは同校の和田孫博校長です。本校是は、同校創立時に顧問であった講道館柔道の祖である嘉納治五郎氏が柔道の精神として唱えた言葉でもあります。同校は、一学年に約220人足らずの生徒しかいないにも関わらず、さまざまな分野において頭角を現す卒業生がたくさんいます。ただ学力が優れているだけでなく、知力、人間力が高いのは、この校是が教職員、生徒にも活かされているからかもしれません。

灘校のグローバル人材の育成

和田校長は、世界の国々が自国の得意分野で切磋琢磨することが、世界の幸せに繋がると考えれば「精力善用」、「自他共栄」の精神は、世界平和に通ずると言い、「英語を教えることだけがグローバル人材育成ではない」ときっぱり。

中高一貫6年教育

一つの教育理念の下で数名の教師が担任団として6年間を持ち上がり、心の成長を見守れる教育制度です。学習面での一貫教育のメリットは、年齢に合わせたカリキュラムを設定できること。中学時に繰り返しが必要な学びを多く取り入れ、高校時には、それを幅広く深めていきます。これこそが、想像力を豊かにし、発想力を高めていく灘独自の正にリベラルアーツ。また生徒たちは、好奇心を抱いたことを、一緒になって調べたり、議論を戦わせたりし、時には、その輪の中に教師が加わることもあるそう。

編集室から子育てのアドバイスをお願いしました。

子どもには各々の個性があり、その個性にあった育て方があります。その見極めに努めながら子どもの好奇心の芽を摘まず、気長に待ち、その好奇心から自主性を育ててください。また、無理やりすすめるのではなく、本を読む機会を多くつくってください。文字だけで場面を想像する力を養い、嬉しい、楽しい、悲しい、辛いなど、追体験して欲しい。そうすることにより、人の書いた文章の内容を的確に判断できるようになる、そして「精力善用」を実践できる準備となります。

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